楽々ライティング講座
ワンポイントアドバイス

今回の作例は全てソフトボックス1灯で撮影しますが、最大のポイントはレフ板の使い方です。prokizai.comにも様々なレフ板を販売していますが、自作レフ板で十分な場合もあります。是非、チャレンジしてください。
レフ板として利用する発泡スチロールはDIYショップなどで安価で販売されており90×90cmが2枚あればかなり応用が効きます。厚みは2cmぐらいのもので、周囲を透明の梱包用テープで補強すれば問題ありません。片面にアルミホイル(シワをつける)を貼ると銀と白、強弱2種類の光をコントロールできます。

サクセスへの道1/ 証明写真

[使用機材]

もっとも、身近な証明写真。
簡単にキレイに撮ってみましょう。

今回の撮影場所はマンションのリビングで、
実際に使用したスペースは3帖〜4.5帖でした。

  1. 大きめの白い紙を壁等に貼ります。(白い壁でも構いません)
  2. 白バックの紙から1mのところに椅子を置きモデルを座らせます。(この距離ですと、白い紙(壁)が薄いグレーになります)
  3. ソフトボックスを装着したストロボをモデルの前方やや左側(右でも可)約1mのところにセットします。高さはモデルの頭より50cmぐらいのところです。モデリングを見ながら位置を決めてください。(バックの白紙にもあたるように)
  4. レフ板を右側の顔近くにセットし、メインライトの影を補います。(今回使用したレフ板のサイズは50×60cmですが、90×90cmでも180×90cmでも問題ありません)
PHOTO-1
カメラ内蔵のストロボ使用。光の質が強いのでイヤな影がクッキリ出てしまいます。点光源、固定式ストロボ独特のとりあえず写っているという仕上がりです。
PHOTO-2
ソフトボックスによりディフューズ(拡散)された柔らかな光は定番光源として人物撮影に適しています。右側にレフ板を入れることで、メインライトの影を補い完璧な証明写真となりました。キャッチライトも適度な大きさで、合理的な撮影方法のひとつです。よく3灯は必要とかトップライトは必須などと言われますが、レフ板を活用することで1灯だけでも、ほとんどの撮影が可能です。まずは1灯ライティングの基本をマスターしましょう。

サクセスへの道2/ ポートレート(A)
証明写真からの応用です。モデリングランプでいちばんキレイに見える場所を確認しながらライティングしてみましょう。
  1. バックを何にするかは大変重要です。紙でも布でも被写体のイメージや訴求対象にあった背景を選びましょう。今回は、ムラバックやモズリンと呼ばれている大きな布を選びました。
  2. ムラバックから50cmぐらいのところにモデルを立たせ、モデルの前方左上にソフトボックスをセットします。この時のモデルとソフトボックスの距離は約60cmです。(バックのムラバックにも光が廻るように)
  3. メインライトが当たる反対側の影をレフ板で補い完成です。特に絞り込む必要もないので調光ボリュームは下げています。顔の露出はF5,6+1/2、バックはF4です。(ISO-100)
PHOTO-3
メインライトのソフトボックスのみ。右のほほや顎の下に影が出ています。
PHOTO-4
レフ板を入れることにより気になる影がソフトになり強い影が解消されました。

サクセスへの道3/ ポートレート(B-1)
白いテーブルをセットし座ってもらいました。もちろん、テーブルは白い紙を貼ったものでも構いません。このポイントは白いテーブルの反射を最大限利用することです。
  1. バックから1mのところにテーブルをやや斜にセットしました。斜にしたのはバックのトーンが均等にならないようにしたからです。
  2. ソフトボックスをモデルの手前左上からテーブルに向けてライティングします。但し10%ぐらいは直接顔にも当たるように調整します。
  3. テーブルに反射した光をレフ板で受け反対側の影を押さえて完成です。
PHOTO-5
ソフトボックスの柔らかな光がテーブルにバウンスしてさらに優しい光になります。下側からのライティングはポートレートでも定番のひとつです。
PHOTO-6
レフ板を効果的に使うことでさらに柔らかな表現となりました。

サクセスへの道4/ ポートレート(B-2)
メインライトを逆光ぎみにセットすることで、ヘアースタイル等を分かりやすく(立体的に)表現します。
  1. ポートレート(B)と同じセットです。モデルの左後方上(真横より若干後ろ)から左側の顔をなめるようにライティングします。右側は直接光が当たらないので完全に露出不足になりますが、テーブルの反射を若干拾っています。
  2. レフ板(銀色)を顔の下にセットします。反射の強い銀色なので、アッパー気味のライトを入れるのと同じ効果があります。
  3. お好みでもう1枚レフ板(白)を押さえに入れると完璧です。
PHOTO-7
メインライトのライトボックスを思いきってモデル後方にセットすることで立体感のあるライティングになります。
PHOTO-8
押さえのレフ板はアルミホイルを張り付けた自作銀レフです。シャープな光がつくれます。
PHOTO-9
銀と白のレフ板を使い分けることで、さらに表現の幅が広がります。

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