楽々ライティング講座

Chapter2--「2灯ライティングの基礎」

どこにでもある事務所の壁で撮影

ここでは、ごく一般的な事務所の壁で撮影することを想定した作例をご紹介します。たいていの事務所は白い壁で、床は木目や灰色系のカーペットではないでしょうか? そんな条件下で、「コンパクトスタジオキット以外に何も用意せずに、そこそこのクオリティに写したい!」という場合、まずはこのライティングで撮影してみましょう。

コンパクトスタジオキット 40wPROバージョン2灯使用

作例01

作例部分A
キャッチライトに注目

作例部分B
ディテールもバッチリ

2灯ともフロントトップで使用する

2灯とも、カメラマンの頭上に設置(下の撮影風景写真参照)。とても簡単なライティングですが、コンパクトスタジオキットの光量があれば、この状況でも主被写体(モデル)のディテールは表現できてしまいます。拡大してみても、瞳にはきれいなキャッチライトが入り、肌や洋服の質感も表現できています。

【注1】キャッチライトとは?

キャッチライトは瞳に入る輝きのことで、人物の表情を生き生きと見せる効果があります。一般的にはライト、もしくはレフ版を使用してキャッチライトを入れます。

【注2】ディテールの表現

カメラの内蔵ストロボでは、もっと「ペタッ」とした印象になってしまいがち。その点、このようにカメラから離れた位置からライティングすると、被写体に陰影ができて、質感を表現することができます。

撮影風景

撮影風景

ここではライトA、Bともにフロントトップにセットしています。モデルのみに注目した場合、これでもじゅうぶん奇麗に写っていますので、許容範囲内といえるでしょう。どうしても簡単にセットして撮りたいという場合や、場所の制限で自由にライティングできない場合などに試してみてください。
それでは、次ページ以降、ライティングについてもう少し詳しく考えてみましょう!


今回の撮影では、コンパクトスタジオキットPROバージョン(40W)を使用しています。通常バージョン(28W)に比べると明るいので、このような人物撮影では有利といえるでしょう。ただ、シャッター速度を遅くして三脚を使用するなどの工夫をすれば、コンパクトスタジオキット通常バージョンでも、ほぼ同等の写真を撮影することが可能です。

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